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【最新業界ニュース】航空貨物の需要が堅調の理由とは?



新型コロナウイルスの影響により航空旅客便の9割が運休・減便を余儀なくされ、依然として海外への渡航・本格的な旅客便の再開が不透明なのはご承知の通りですよね?

しかしながら、航空会社の貨物事業は新型コロナウイルスの感染拡大による世界各国のロックダウンで荷動きが停滞したものの、年明け以降は各社軒並み荷量が回復傾向にあり、高水準を推移しています。


好調を推移している要因とは?

昨年2020年9月から中国、東南アジア、北米向けに自動車関連の需要が高まり、日本からの供給が増加、さらには同年11月には世界各国の港湾が混乱・海上コンテナ不足に伴い、航空輸送の需要が急増しました。

年明け以降も、昨年から引き続き自動車関連・半導体関連・化学品原料の需要、海上輸送の混乱から大口の貨物が航空輸送にシフトされたのが要因の一つだと考えられます。


要約すると、航空貨物の需要が堅調な要因は以下の通りです。

  • 航空貨物運賃の高騰

  • 救援物資、医薬品、コロナワクチンなどの緊急輸送需要の拡大

  • 燃料価格の大幅な下落

  • 海上輸送の混乱により航空輸送へシフト

  • 貨物チャーター便の需要が増加、など


本年2021年も昨年同様に年末にかけて荷動きが活発になることが推測されるため、航空輸送の需要が増加すると見込んでいます。

一方、慢性的な貨物スペースの供給不足、航空貨物運賃の高騰、業務量の激増による人手不足などの課題への対策が急務であると考えます。



#ジャパンヒュペリナー株式会社

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